浄土真宗のみ教え

浄土真宗は、親鸞聖人によって明らかにされた仏教の一派です。阿弥陀如来の本願(誓い)を根本とし、「南無阿弥陀仏」のみ教えとして、800年以上にわたり受け継がれてきました。

この尊い教えは、すべての人に平等に説かれ、今を生きる私たちの心に深く響いています。

浄土真宗のみ教えの特徴

浄土真宗には、他の仏教とは異なる大切な特徴があります。

最も大切なのは、阿弥陀如来の本願を依りどころとすることです。これは、自らの力による悟りを目指すのではなく、如来のお慈悲によって救われるという「他力本願」のみ教えです。私たちは「南無阿弥陀仏」のお念仏によって、この如来のお慈悲に触れることができます。

また、お坊さんだけでなく一般の方々にも等しく説かれる平等の教えであることも大きな特徴です。これは、親鸞聖人が深く願われた、すべての人に開かれた教えの現れといえます。

仏さまとの出遇い

浄土真宗で最も大切にしているのは、阿弥陀如来との出遇いです。

阿弥陀如来は、深い慈悲から、すべての命あるものの救いを願われ、本願という誓いを立てられました。この誓いは、今このときも変わることなく、私たちに向けられています。

仏さまの慈悲は、煩悩を持った私たちを、あるがままに受け入れ、決して見捨てることなく、常に寄り添ってくださいます。この深いお慈悲に触れることが、浄土真宗の教えの中心です。

日常生活の中で

浄土真宗は、特別な修行や厳しい実践を必要としません

私たちの日々の暮らしの中に、自然と仏さまとの出遇いがあります。

  • ご本尊様に朝夕のお参りをする時
  • 「南無阿弥陀仏」のお念仏を称える時
  • ご家族と共にお参りをする時

これらの日常のふれあいの一つ一つに、仏さまの御心が込められています。

共に歩むみ教えとして

浄土真宗は、人生のあらゆる場面で私たちを導いてくれる大切な教えです。

阿弥陀如来のお慈悲は、私たちの姿をそのままに受け止め、いつも寄り添ってくださいます。この御心に触れることが、浄土真宗のみ教えの真髄といえるでしょう。

善照寺は、この尊いみ教えを皆様と共に学び、伝えていく場でありたいと願っています。ご不明な点やお悩みがございましたら、どうぞお気軽にお寺までお申し付けください。

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