浄土真宗において、お念珠は阿弥陀如来の本願により救われる私たちの証として大切に使われるものです。お念仏(南無阿弥陀仏)を称えるときに手にすることで、私たちの帰依(きえ)の心をあらわします。ここでは、お念珠の基本的な持ち方や取り扱いについてご紹介します。
目次
お念珠の基本的な持ち方(浄土真宗本願寺派)
お念珠は、仏教徒の大切なものの一つです。浄土真宗本願寺派での基本的な持ち方をご紹介します。
合掌する時
- お念珠の輪に両手の人差し指から小指を通します。
- 親指で優しく押さえます。
- お念珠は自然な形で下がるようにして、両手を合わせます。
普段の持ち方
お勤めや合掌をしていない時は、左手でお念珠を持ちます。
この基本的な作法を意識することで、より丁寧なお勤めができるようになります。
動画引用元:浄土真宗本願寺派西本願寺チャンネル(YouTube)
該当動画:浄土真宗本願寺派(西本願寺)の念珠
数珠のお取り扱い
- お念珠は手首に巻いたりしないようにしましょう
- 床や畳などに直接こすれないよう、取り扱いにはご注意ください。
おわりに
浄土真宗においては、阿弥陀如来のおはたらきにより私たちは極楽浄土へ往生できると説かれます。お念珠は、その教えをあらわす大切な姿として常に身近においていただくものです。日々のお勤めやお参りの際には、ぜひお念珠をお持ちになり、感謝の心をもって南無阿弥陀仏のお念仏をお称えください。