当寺では7月に盂蘭盆会(うらぼんえ)をお勤めいたします。この時期、多くの方々が阿弥陀如来様の御前にお参りに来られます。盂蘭盆会は、阿弥陀如来様の本願に触れ、ご先祖様と共にお念仏をいただく大切な法要です。
盂蘭盆会とは
浄土真宗では、一般的に「お盆」と呼ばれるこの法要を「盂蘭盆会」と呼びます。代々受け継がれてきた念仏の教えに出遇わせていただいたご縁を思い、ご先祖様への感謝の気持ちを新たにする機会です。
盂蘭盆会の時期について
盂蘭盆会の時期は、地域によって7月と8月に分かれています。これは、明治の改暦による違いが今日まで続いているためです。当寺では、関東の多くのお寺と同様に、旧暦を大切にする伝統から7月に盂蘭盆会をお勤めしています。一方、関西などでは8月に盂蘭盆会が営まれることが多くあります。これは、明治の改暦の際に新暦(太陽暦)に合わせて時期を変更したためです。このように時期は異なりますが、いずれも阿弥陀如来様の本願に触れ、ご先祖様と共にお念仏をいただく大切な法要としてお勤めされています。
浄土真宗での盂蘭盆会
浄土真宗における盂蘭盆会は、念仏の教えに出遇わせていただいた大切なご縁を思い起こす機会です。この時期に多くの方々が集まってお参りされるのは、代々受け継がれてきた念仏の教えへの感謝の表れといえます。
お参りについて
盂蘭盆会の期間中は、以下のようなお参りをお勤めします。
1. お寺でのお参り
- ご本尊様に手を合わせる
- お念仏をいただく
- 法要に参列する
2. お内仏(仏壇)の前で
- ご家族でお参りする
- 心を込めてお給仕する
- お念仏をいただく
現代の盂蘭盆会
盂蘭盆会は、帰省や家族の集まりの機会でもあります。普段離れて暮らす家族が集まり、ご先祖様を偲びながら、家族の絆を深める大切な機会となっています。親戚一同が集まり、お寺参りをされる方も多くいらっしゃいます。これも、ご先祖様から伝えられた念仏の教えを縁として、あらためて家族のつながりを確認する機会といえるでしょう。
おわりに
盂蘭盆会は、阿弥陀如来様の本願に触れ、ご先祖様への感謝を新たにする大切な法要です。この機会に、ご家族でお寺にお参りいただき、念仏の教えに出遇えたことへの喜びを共に味わっていただければと思います。法要の日程などについては、お寺までお問い合わせください。