永代経法要は、浄土真宗のみ教えを「子から孫へ」と代々伝える大切なご法要です。永代経(えいたいきょう)のご縁をいただいた方々とのつながりを通じて、お寺で共にお念仏を称え、阿弥陀如来(あみだにょらい)の本願にあらためてふれさせていただく大切な法要です。
目次
永代経法要とは
永代経法要は、故人をご縁としてお念仏の教えに出遇い、仏縁を永代にわたって大切にしていくための法要です。私たちは、亡き方とのつながりを通じて仏法を聞き、南無阿弥陀仏を称える機会をいただくことで、これまで仏教にご縁の薄かった方も阿弥陀如来のお慈悲に触れるきっかけを得ることができます。
お寺は、仏法に出遇うための宗教的な空間として、またお念仏の教えを代々伝えていく場として大切にされてきました。故人を縁として結ばれた仏縁が、自分だけでなく後の世代にも受け継がれていく。これこそが永代経法要の意義といえるでしょう。
当寺の永代経法要
当寺では毎年5月の第2日曜日に永代経法要をお勤めしています。一人でも多くの方々に参列していただき、浄土真宗のみ教えを護持していきましょう。
永代経とは
永代経とは、「子から孫へ」と代々にわたってお念仏の教えに触れさせていただくご縁を結ばせていただくものです。阿弥陀如来のお慈悲にふれ、共に「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えさせていただく大切な法要です。
「お念仏」とは、阿弥陀如来の本願を仰ぎ、感謝の心をもって「南無阿弥陀仏」と称えることであり、自力の修行や功徳を積むことによって救いを得ようとするものではありません。浄土真宗では、お念仏の教えに出遇わせていただいた感謝の気持ちを大切にしています。